先週のこの記事は、金曜日の話だった。
1週間で250件届いたうち、金曜だけで111件。そのなかの45件が「在庫・運用」というラベルの付いた報告書で、開いてみると60日間の取得処分を書く欄そのものが無かった、という話を書いた。
今週は254件だった。合計はほとんど変わらない。変わったのは、山の位置だった。
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先週(8/31-9/4) / 今週(9/7-9/11)
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月: 44 / 143
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火: 35 / 35
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水: 22 / 31
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木: 38 / 21
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金: 111 / 24
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合計: 250 / 254
先週の山は金曜にあった。今週の山は月曜にある。
月曜に何が並んでいたか
143件のラベルの内訳は、こうなっている。
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在庫・運用 69件
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その他 28件
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政策・取引 22件
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純投資 18件
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重要提案 5件
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非公開化 1件
半分近くが在庫・運用だった。提出者の名前を数えると、もっとはっきりする。
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野村證券 22件 / 22銘柄
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みずほ銀行 17件 / 17銘柄
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Fidelity Management & Research 12件 / 12銘柄
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三井住友DSアセットマネジメント 6件 / 6銘柄
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三菱UFJフィナンシャル・グループ 6件 / 6銘柄
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SBI証券 6件 / 6銘柄
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アセットマネジメントOne 6件 / 6銘柄
いずれも1社が複数の銘柄に1通ずつ出している。同じ銘柄に何度も出しているのではなく、違う銘柄に横に広がっている。野村證券の22件は22銘柄、みずほ銀行の17件は17銘柄で、重複が無い。
先週の金曜に並んでいたのも、ほぼ同じ顔ぶれだった。
火曜から金曜は、静かだった
月曜以外の4日を足すと111件になる。週のおよそ4割が残りの4日、およそ6割が1日に入っている。
在庫・運用のラベルで見ると、差はもっと極端になる。
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月: 69
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火: 1
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水: 1
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木: 1
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金: 1
今週の在庫・運用は73件。そのうち69件が月曜に入っている。火曜から金曜は、4日間で合わせて4件しか出ていない。
新規の報告書も似た形になった。今週の新規は26件で、そのうち22件が月曜。木曜と金曜は新規がゼロだった。週の後半は、変更報告書だけが届いていたことになる。
届いた日は、起きた日ではない
こう並べると、「月曜は多い日」「金曜は多い日」と覚えたくなる。
けれど先週は金曜で、今週は月曜だった。2週続けて同じ曜日に山ができたわけではない。
大量保有報告書は、その出来事が起きた当日に出るものではない。 提出までに何日かの猶予がある。だから報告書が届いた日と、 その報告書が書いている出来事が起きた日は、同じではない。
月曜に届いた143件のうち、2通を開いてみた。 みずほ銀行がヤクルト本社について出した1通と、
三井住友DSアセットマネジメントがヘルスケア&メディカル投資法人について出した1通。どちらも「大量保有報告書(特例対象株券等)」で、 表紙の【報告義務発生日】は令和8年8月31日、【提出日】は9月7日だった。
8月31日は月曜で、8月の最終営業日にあたる。 そこから9月1日、2日、3日、4日、7日と数えると5営業日になる。 2通とも、期限の日に出していたことになる。
開いたのは143件のうち2通だけなので、 残りも同じ日付だったとは言えない。 それでも、この2通に関しては、月曜に届いた理由が表紙に書いてあった。 出来事が起きたのは、その前の週の月曜だった。
通知で気になる報告書があったら、まず表紙の【報告義務発生日】を見るといい。届いた日とは、たいてい違う日が書いてある。
ラベル別の先週比
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ラベル: 今週 / 先週 / 差
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純投資: 76 / 60 / +16
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在庫・運用: 73 / 59 / +14
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その他: 52 / 84 / -32
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政策・取引: 30 / 21 / +9
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重要提案: 19 / 15 / +4
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経営参加: 3 / 10 / -7
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非公開化: 1 / 1 / ±0
重要提案は19件で、5日とも4件前後が届いている。月曜に5件、火曜に2件、水木金に4件ずつ。ほかのラベルが1日に寄っているのと違って、この線だけは週のあいだ均されていた。
複数回登場した提出者は28者で、延べ166件。全254件の65%にあたる。先週も28者だったが、延べは133件で53%だった。同じ数の提出者が、より多くの通数を出している週だった。
数え方について
この記事の件数は、Martifyの毎晩のまとめ通知に並んだ行を数えたものだ。公開買付と意見表明の行は別枠なので、上の数字には入れていない。日ごとの件数・新規・変更は、通知ヘッダーの表示と突き合わせて、5日とも一致している。
同じ発行者に複数の報告書が並ぶ日があるが、保有割合を足してはいけない。提出者が違えば別の報告だし、同じ提出者の連番であれば、後のほうが新しい。
「増えた」が「買った」を意味するとも限らない。分母が動くこともあれば、共同保有者の出入りで数字が動くこともある。このあたりは、以前に別の回で書いた。
先週の記事では、金曜に届いた在庫・運用の報告書を開いて、60日間の取得処分の欄が存在しないことを確かめた。今週の月曜に開いた2通も、同じ特例対象株券等だった。同じ山が、違う曜日に来ただけだった。